| 名前:S・Aさん 資格:正看護師 経歴:社会人経験後、看護師免許を取得。新卒で藤政病院へ入職。患者さんやご家族に安心してもらえる関わりを大切にしている。 |
Sさんは、社会人として接客業を経験したのち、家族の体調不良をきっかけに「いざというときに役立てる知識を身につけたい」と看護師を志しました。
育児と両立しながら看護学校を卒業し、藤政病院へ入職。現在は看護師4年目になります。
この記事では、Sさんが看護師になった経緯や入職後の働き方についてお話しを伺いました。
母が倒れたことをきっかけに看護師を志すように
看護師になる前はいろいろな仕事を経験してきた
看護師になる前は、看護補助者や携帯販売など、接客業を中心にいろいろな仕事を経験してきました。
子どもができるまでは、新しい環境に触れることが好きで、いろいろな土地で働いたこともあります。
看護師を目指したきっかけとなった出来事
看護師を志すようになったのは、母が倒れたことがきっかけです。
結果的に一過性の低血圧で大きな問題はなかったのですが、倒れたときは目の前の状況に焦ってしまって…。
「いざというとき、自分は何もできない」と強く感じたんです。
以前から「こども家庭庁」に、看護師の資格取得を後押しする制度があることは知っていました。
ただ、当時は「自分には関係ないかな」「わたしなんて看護師になれるわけない」と思っていて、すぐに行動することはありませんでした。
けれど、母の出来事をきっかけに、「家族のためにも医療の知識を身につけたい」「もし何かあったときに、役に立てるようになりたい」と思うようになったんです。
看護師として身につけた医療の知識や技術は、仕事だけではなく日常生活でも役立つはず。
かっこいい理由ではないですが、せっかく制度があるなら、資格として形にして、きちんと知識を身につけたいと思ったんです。
子育てと仕事を両立しやすい環境を求めて
年齢や条件の壁があり、働き先探しは簡単ではなかった
看護学生時代は「人生で一番勉強した」と言えるくらい大変な時期でした。さらに、就職活動も簡単ではなくて…。
当時のわたしにとって、「子どもとの時間を大切にしたい」というのは優先したい条件でした。
それを中心に通勤距離、夜勤、休みのことも考えていきたいという思いがあったんです。
ただ、県の奨学金を利用していた関係で、「県内の200床以下の病院で働く」という条件もあって、なかなか良い職場を見つけられなくて…。
ある就職相談窓口では、未経験かつ社会人を経ての「新卒」だったことを理由に「あなたの経歴では、希望に添える働き先はない」とまで言われました。
最終的に藤政病院に決めた理由は「働き方」
そんなとき、看護師の友人に「人間関係が良くて働きやすいよ」と紹介されたのが藤政病院です。
実際に見学に行かせていただき、師長さんに子育てのことや働き方に対する不安、希望を率直にお話ししました。
そのひとつひとつに対して、「一緒に考えていきましょう」と受け止めていただき、
「ここなら無理をせず、相談しながら働いていけそうだ」と感じ、入職を決めました。
藤政病院に入職して感じたこと

有給やシフトの相談がしやすく、無理なく働けている
実際に働いてみて、家庭の事情を理解し、尊重してもらえていると感じています。
シフトの相談もしやすく、有給も使いたい日に使えています。
緊急の入院や、患者さんの状態によっては残業になることもありますが、超勤申請もしやすく無理なく働けていると思っています。
人間関係が良く、気軽に相談できる雰囲気
先輩方は明るくてやさしい方が多く、困ったときや判断に迷ったときに相談しやすいと感じています。
わたしは経験が浅いこともあり、「先生に報告したほうがいいのか」「もうすこし様子を見ていいのか」と迷う場面もあります。
そういうときはひとりで抱え込まず、まず別の看護師に「どう思いますか?」と相談するようにしています。
もちろん最終的には自分で判断する必要がありますが、いろんな方の意見を聞くことで考えを整理できますし、落ち着いて次の行動に移せています。
先生にも相談しやすい関係性
藤政病院では、先生とも話しやすく、必要なことはきちんと報告・相談できています。
接するときは良い意味で緊張感がありますが、「言いづらくて伝えられない」ということはありません。
わたしは消極的な性格なので、わからないことを「聞いていい」「相談していい」と思える雰囲気があることは、安心して働ける要因になっています。
看護師として大切にしていること
基本を丁寧に、当たり前を崩さない
わたしは看護師としての経験が浅く、知識も十分とは言えません。
だからこそ、常に「新人なんだ」「まだまだ新米」という自覚を持ち、看護技術や症状の観察など、基本に忠実に丁寧に行うことを心がけています。
もし自分が患者さんの変化を見逃してしまうと、後の大きな影響につながるかもしれません。
そのため、「表情が違う」「元気がない」「いつもと違うことを言ってる」と感じたときは、一度立ち止まって「なぜ」と考えるようにしています。
とくに、うまく言葉で訴えられない患者さんの場合は、「いつもより元気がないな」「声をかけたときの反応がいつもと違うな」といった小さな変化を見逃さないようにしています。
わからないことは調べて、次に活かす
経験が浅いからこそ、わからないことはそのままにせず、できるだけ調べて確認するようにしています。
「この症状はどんなときに起こるのだろう?」「わたしのアセスメントはこれで合ってるの?」
と、疑問を放置せずひとつずつ確認していくことが、自分の成長につながると考えています。
昨年は、病棟で褥瘡チームの一員として活動し、褥瘡対策に取り組みました。
ほかの職員の方から褥瘡について質問を受けることも多く、そのたびに調べ直すことで、自分自身の理解も深まったと感じています。
取り組みの一環として、研修発表の機会もいただき、学んだことを共有する経験につながりました。
やりがいを感じる瞬間

やりがいを感じるのは「ありがとう」
看護師としてやりがいを感じるのは、やはり患者さんやご家族の方から「ありがとう」と言っていただけたときです。
自分の関わりに対して感謝の言葉をもらえると、「やってよかった」と素直に思えます。
印象に残っている患者さんとのエピソード
とくに印象に残っているのは、ある患者さんとご家族との関わりです。
その方は入退院を繰り返しており、当院で長く経過を見ていました。
最初は歩行や食事もできていましたが、徐々に状態が変化し、当院でお看取りさせていただくことになったんです。
ご家族は面会によく来られ、受け持ちとして体調の変化や状態をできるだけ丁寧にお伝えするようにしていました。
奥様には名前を覚えていただき、お見送りのときに「〇〇さん、本当にありがとうございました」と声をかけていただき、胸がいっぱいになったのを覚えています。
患者さんだけでなくご家族とも関わるなかで、信頼してもらえたと感じられるのは、看護師の大きなやりがいにつながっています。
これから入職を考える方へ伝えたいこと
藤政病院への入職を考えている方にお伝えしたいのは、「自分が大切にしたい条件や働き方は、最初にしっかり伝えて大丈夫」ということです。
子育てや家庭との両立など、人それぞれ生活の状況は違います。
だからこそ、遠慮してがまんするよりも「ここは譲れない」という部分を最初にきちんと共有したうえで働くほうが、長く続けやすいと感じています。
藤政病院は、そうした事情も含めて相談しやすく、働き方を一緒に考えてもらえる職場です。
これからの働き方に悩んでいる方にとって、選択肢のひとつになればうれしいです。

