当院のレントゲン(X線)検査について|流れ・所要時間・注意点

レントゲン検査は、X線を使って体の状態を画像で確認する検査です。

こちらのページでは、レントゲン検査でわかることをはじめ、検査の流れや所要時間、放射線量に関する考え方、費用の目安などについてわかりやすくご紹介します。

目次

レントゲン(X線)とは

レントゲン検査とは、X線(エックス線)を当てて、体のなかを画像として確認する検査です。

主に、胸やお腹、骨などの状態を調べる目的で行われ、健康診断や外来診療など、さまざまな場面で使われています。

X線は体を通り抜ける性質があり、骨のように密度が高い部分は白く、肺のように空気を多く含む部分は黒く写ります。

この違いを利用して、肺や心臓、骨の異常がないかを確認するのです。

レントゲン検査はCT検査のように体を輪切りにして見る検査とは異なり、正面や側面など、一定の方向から撮影した画像を確認します。

そのため、短時間で撮影できるという特徴があります。

レントゲン検査でわかること

レントゲン検査は、体のなかの状態を画像として確認し、異常がないかを調べる検査です。


すべての病気がわかるわけではありませんが、体の変化を大まかにつかむための基本的な検査として広く行われています。

レントゲン検査でわかることについて、詳しく見ていきましょう。

胸部レントゲンでわかること

胸部レントゲンでは、肺や心臓など、胸のなかの状態を確認するときに用いられます。

胸水や肺の炎症の有無、心臓の大きさの変化などが見つかることがあります。

咳や息切れ、発熱が続いているときや、健康診断・定期検査の際にもよく行われる検査です。

腹部レントゲンでわかること

腹部レントゲンでは、腸閉塞(腸の通りが悪くなる状態)や、強い便秘、腸内ガスの異常などが疑われる場合などに行われる検査です。

その結果、腹痛やお腹の張りといった症状について、原因を考えるための手がかりが得られることがあります。

骨や関節、そのほかの部位でわかること

骨や関節のレントゲンでは、骨折やひび、関節の変形、ズレがないかなどを確認します。


転倒や打撲のあと、関節の痛みが続いている場合などに行われることが多い検査です。

副鼻腔(鼻の奥)や歯、脊椎などの状態を確認する目的で撮影されることもあります。

レントゲン検査はどんなときに行われるのか

レントゲン検査を行う場面は、以下の通りです。

  • 症状の原因を調べるとき
  • 治療経過を把握するとき
  • 健康診断や人間ドックのとき

レントゲン検査は、体調不良や症状があるときのほか、治療中の病気の経過を確認するために行われる検査です。

また、健康診断や人間ドックでもレントゲン検査は用いられており、体の変化に気づくきっかけになることがあります。

なお、診療の場面では、検査の実施は診察結果をもとに医師が判断します。

そのため、ご希望がある場合でも、医学的に必要性がないと判断された場合には、実施しないことがありますのでご注意ください。

レントゲン検査の流れ

病気の精査を目的とした検査か、健康診断としての検査かなど、受診の目的によって流れが異なる場合があります

レントゲン検査の大まか流れは以下の通りです。

  1. 受付
  2. 診察
  3. 準備
  4. 検査
  5. 説明

流れについて詳しくみていきましょう。

①受付

窓口で受付を行います。必要に応じてマイナンバーカード、保険証を提出します。

②診察

体調不良により当院を受診した場合は先に診察を行います。

健康診断や人間ドックの方は先に検査を行う場合もあります。

③準備

健康診断や人間ドックの方は、準備室で検査服に更衣します。

アクセサリーや時計、金属の装飾がある衣類は事前に外しておきましょう。

④検査

検査台に横たわって検査を実施します。検査時間は数分ほどです。

検査時間は撮影部位や、検査箇所の数によって異なります。

⑤説明

体調不良によって検査を行った場合は、検査後に医師から結果の説明を行います。

健康診断や人間ドックをご利用の方は、後日結果を郵送するか、直接当院へ検査結果を受け取りにきていただくこともあります。

レントゲン検査にかかる時間の目安

撮影そのものにかかる時間は、数分程度です。

ただし、撮影する部位や範囲、撮影箇所の数によって所要時間は異なります。

検査内容や混雑状況によって所要時間が前後することがありますので、当日は時間に余裕をもってご来院ください。

レントゲン検査の放射線による被ばくは大丈夫?

胸部レントゲン検査で受ける放射線量は、1回あたり約0.06mSv(ミリシーベルト)とされています。[1]

健康に影響が出るとされる放射線量は100mSvとされており、通常のレントゲン検査でそのような量に達することはありません。[2]

レントゲン検査は、症状の原因を調べる場合や、病気の経過を確認する場合などに医師が必要性を判断したうえで実施しています。

撮影の際には、検査に必要な範囲にとどめるといった安全性に配慮して実施しています。

レントゲン検査にかかる費用

病気や症状があり医師の判断で行われるレントゲン検査は、健康保険の適用となります。

自己負担割合(1割〜3割)に応じた費用となりますが、撮影部位や枚数によって金額は前後するのでご注意ください。

なお、一般診療による料金と、自治体が実施する健康診査や、人間ドックの利用による検査とでは料金が異なることがあります。

詳しい金額については、窓口でスタッフにご確認ください。

レントゲン検査を受けるときの注意点

レントゲン検査を受ける際は以下の点にご注意ください。

  • 食事について
  • 服装・アクセサリーについて

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

食事について

関節、胸部レントゲン検査の前に食事制限はありません。

なお、検査の内容によっては事前に絶食するようにお願いする場合があります。

その場合は事前にお伝えしますので、ご不明な点はご遠慮なくスタッフにお声がけください。

服装・アクセサリーについて

撮影部位に金属が写り込むと、正確な画像が得られないことがあります。

ネックレスやピアス、時計などのアクセサリーは事前に外していただくことがあります。

服装については、以下をご参考ください。

スクロールできます
推奨の服装避けたい服装
無地の肌着
無地のTシャツ
無地のタンクトップ
ゴムウエストのパンツ
金属加工がある下着
ボタンのついたYシャツ
ラメ、ビーズ加工があるシャツ
プリント部分が盛り上がっているシャツ

湿布、カイロなども検査時には外していただく場合があります。

来院時は、着脱しやすい服装でお越しいただけるとスムーズに検査が受けられます。

レントゲン検査でよくある質問

最後にレントゲン検査について、よくある疑問についてみていきましょう。

  • レントゲン検査に痛みはありますか
  • 妊娠していてもレントゲン検査は受けられますか
  • 検査結果はいつわかりますか
  • 服を脱ぐ必要はありますか

それぞれ、お答えします。

レントゲン検査に痛みはありますか

レントゲン検査自体に痛みはありません。

撮影中は、指定された姿勢を保つ必要がありますが、短時間で終わります。

無理な体勢がつらい場合は、我慢せずにスタッフに伝えてください。

妊娠していてもレントゲン検査は受けられますか

胎児に影響がある放射線量は100mSvと言われています。[2]

胸部レントゲン検査で受ける放射線量は約0.06mSvとされており、この値を下回っています。[1]

そのため、知らずに受けてしまった場合でも過度に心配する必要はありません。

しかし、妊娠中、または妊娠の可能性がある場合は、こうしたリスクも考慮したうえで、医師が検査の必要性を判断します。

妊娠している可能性がある場合は、検査前に必ず医師や医療スタッフへお知らせください。

検査結果はいつわかりますか

体調不良や健康状態を確認する目的で検査を行った場合は、当日に結果をご説明します。

一方、健康診断や人間ドックでレントゲン検査を受けた場合は、結果を郵送でお届けするか、後日あらためて来院していただき、結果をお受け取りいただくことがあります。

結果がいつ、どのような形で伝えられるかについては、受診時にスタッフへ確認ください。

服を脱ぐ必要はありますか

撮影する部位によっては、上着を脱いだり、検査着に着替えたりする場合があります。

また、衣類に金属製のボタンや装飾がある場合は、外していただくこともあります。

対応は検査内容によって異なるため、当日のスタッフの指示に従ってください。

レントゲン検査を安心して受けていただくために

レントゲン検査は、体の状態を詳しく調べるために行われる検査です。

検査の流れや安全性について事前に知っておくことで、不安を和らげて受けることができます。

わからないことや心配な点がある場合は、遠慮せず医師や医療スタッフにご相談ください。

ほかの検査については、こちらをご覧ください。


参考資料

[1]放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料|環境省

[2]放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(令和6年度版)第3章 放射線による健康影響|環境省

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