「人と人とのつながりが、働き続けられる理由」|医療事務職員インタビュー

名前:R・K
職種:医療事務
勤務歴:6年
医療事務の経験年数:10年
経歴:高校卒業後、医療事務として勤務しながら資格を取得。その後、東京での生活を経て岩国へ。ほかの仕事を経験後、40代で医療事務として復職。現在は藤政病院で勤務している。

Kさんは、当院での勤務年数が6年、医療事務としての経験は10年になるスタッフです。

当院へ入職した当初は事務職員の人数が少なく、業務の幅も広いため戸惑うことも多かったといいます。

今回は、ほかの医療機関での経験も持つKさんに、当院で働きはじめたときの様子や、仕事に慣れていくまでの過程についてお話を伺いました。

目次

医療事務としてのこれまでの歩み

医療事務としてのキャリアのはじまり

最初に医療事務として働きはじめたのは、高校卒業後です。

高校の先生に「クリニックの募集が来ているから受けてみないか?」と勧められたことがきっかけでした。

当時は、医療事務の資格を持っていませんでしたが、「資格がなくても大丈夫」ということで、採用していただきました。

ただ、そのころは医療事務のことを、本当になにも知らない状態で。

医療用語や、医療計算に関わるなかで、「このままではいけない…」と考え、医療事務の資格を取得するために夜間の学校に通うことにしたんです。

働きながら学校に通うのは大変でしたが、半年ほどでなんとか資格を取得。そのクリニックには、3年ほど勤めたでしょうか。

その後、結婚、出産、子育てと生活の変化とともに、医療事務の仕事からは離れていきました。

それから、別の仕事を経験し、「もう一度、病院の事務職として働きたい」「医療事務の仕事をしてみたい」と思うようになったのは40代ごろでした。

総合病院で経験した医療事務の大変さ

ブランクはありましたが、ご縁があり近隣の総合病院で働けることに。

わたしの担当は、クラーク業務、会計、レセプト業務(※)などでした。

ただ、実際に働いてみると想像以上に仕事量が多く、業務に追われる毎日で。

とくに大変だったのがレセプト業務です。

レセプトは、職員ごとに担当する診療科が決まっていました。

わたしもある診療科の計算を担当していたのですが、膨大な量があって。

勤務時間内に終わらず、夜遅くまで残業するような日々が続いていたんです。

さらに、退職する職員がいたときには、その分の業務をフォローしなければならなくて。

自分の仕事だけでも精一杯だったため、当時はとにかく毎日胃が痛かったのを覚えています。

それでも、「せっかく働きはじめたのだから、すくなくとも1年は続けよう」と思い、懸命に業務に取り組みました。

(※)レセプト業務:診療内容をもとに医療費を計算し、健康保険へ請求するための事務作業

藤政病院に入職したきっかけ

結果として、その病院は約1年半勤務したところで、周囲のすすめもあり退職することになりました。

ただ、そこで心が折れたわけではありません。

「職場が変われば、働き方も変わるはず」「やっぱり、わたしには医療事務の仕事しかない」

そんな気持ちで、改めて仕事を探しはじめました。そのときに目にしたのが、藤政病院の求人だったんです。

藤政病院に入職して感じたこと

その後、ご縁をいただき藤政病院に入職することになりました。

働きはじめて、まず感じたのは業務の幅の広さです。

総合病院の場合、人員も多く業務は細分化されています。

しかし、当院のように職員数が限られている病院では、受付や会計、電話対応、書類の処理など、幅広い業務をこなさなければなりません。

レセプトについても、内科、外科など複数の診療科があるため、それぞれの算定内容を理解する必要がありました。

当時は、慣れないこともありましたが、とにかく「早く戦力になりたい」という思いで、

分からないことを先輩に聞いたり、教えていただいた内容をノートにまとめたりしながら、すこしずつ仕事の流れを覚えていきました。

藤政病院で働き続けられている理由

相談しやすい人間関係と職場の雰囲気

入職当初は戸惑うことも多く、楽な環境ではなかったかもしれません。

それでも藤政病院で働き続けられたのは、職場の人間関係が良く、相談しやすい環境があったからです。

当院は部署を越えて職員同士の距離が近いのが特徴です。

それは、わたしが入職したときから変わりません。

看護部や検査部の方とも話しやすく、困りごとがあったときには相談を聞いてもらっていました。

誰かに話を聞いてもらうだけでも考えが整理されて、「またがんばろう!」と気持ちを切り替えられることが多かったと思います。

部署を越えて連携できる働きやすい環境

各部署との連携のしやすさも当院の特徴です。

患者さまからの質問をほかのスタッフに取り次いだり、先生に確認したりしやすいのは良いところですね。

こうした部署を越えた連携や助け合いの雰囲気が、長く働き続けられている理由のひとつなのかもしれません。

長く働くなかで感じている職場の変化

職員数が増え、業務を分担できるように

今は、わたしが入職した当時と比べて、職場の環境もすこしずつ変わってきたと感じています。

入職当初は事務職員の人数が少なく、ひとりが幅広い業務を担当することが多くありました。

現在は職員の人数も増え、受付や会計業務、先生の補助など、それぞれメインとする業務を分担しながら進められるようになってきています。

電子カルテの導入による業務の効率化

また、電子カルテの導入によって業務の進め方も大きく変わりました。

紙カルテのときは、カルテを探したり、誰かが使っていると内容を確認できなかったりすることもあり、情報の把握だけでも時間がかかっていました。

電子カルテになったことで、必要なことをすぐに確認できるようになり、業務の進め方も効率化されたと感じています。

とくに、レセプト業務についての作業時間が短縮されたのは大きいです。

以前は、1週間ほどかかっていた作業が、現在では数日で進められるようになりました。

働き方は、かなり変わったと感じています。

働き方の改善と休暇の取りやすさ

職員が増えたことで、休暇も取得しやすくなりました。

入職当初は人数が少なく、休みの希望にも気を使うこともあったと思います。

現在は、希望日に休みを申請したり、有給休暇も活用したりしながら働けています。

また、当院には子育て世代の方も多く、子どもの体調不良などで急に休まなければならないときでも、お互いに理解し合いながら働ける雰囲気があります。

患者さんにとって最初と最後に接する存在として

医療事務は、患者さまが病院に来て最初に接する職員です。

また、診察や会計を終えて最後に接するのもわたしたち事務職員です。

患者さまにとっての病院の印象は、わたしたち事務職員の対応によって左右されることもあると思っています。

だからこそ、患者さまが安心して診察を受けられるよう、できるだけ丁寧に対応することを心がけています。

当院を出られるときに「ここで診てもらえて良かった」と思っていただけたらうれしいですね。

求職者へのメッセージ

当院は、業務をひとりで引き受けるような職場ではありません。

手が空いた人が自然と手伝いながら、みんなで分担して仕事を進めています。

分からないことがあれば、周りのスタッフに聞けばきちんと教えてもらえるので大丈夫です。

わたし自身も、できることはしっかりサポートしたいと思っています。

もし医療事務の仕事に興味がある方がいれば、ぜひ一緒に働けたらうれしいです。

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